小間番号:AC-014 会場マップへ 東京工業大学/千葉大学/大阪大学

出展カテゴリー

メインカテゴリー1 航空
サブカテゴリー1 航空機エンジン
メインカテゴリー2 航空
サブカテゴリー2 航空関連素材/部品
メインカテゴリー3 研究開発・エンターテインメント
サブカテゴリー3 研究機関

連絡先

住所 東京都目黒区大岡山2-12-1
電話番号 0357343138
Email takeyama@mtl.titech.ac.jp

主な出展物1

材料設計解析システム

出展者らは,戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 第1期(2014年度〜18年度)および第2期(2018年度〜22年度)において,航空機用エンジン材料としてその用途の拡大が期待されるTiAl基合金の新たな開発に拠点およびチームリーダーとして携わり,逆問題をベースとした計算材料科学に基づくこれまでにない画期的な「材料設計解析システム」を構築するとともに,そのシステムを利用して既存の材料を凌駕する優れた特性を有する低圧タービン(LPT)動翼材料の開発に成功する,という優れた成果を出した.
 「材料設計解析システム」とは,特性予測モジュール(MPM:Mechanical property prediction module)と組織設計モジュール(MDM:Microstructure Design Module)から構成され,企業側が求める材料特性を入力値としてMPMを稼働させると,その特性を満たす上で最も重要となる組織因子の量(体積分率)が出力値として得られる.次に,その出力値を入力値としてMDMを走らせると,出力値として合金組成と熱処理条件が示される,というものである.MPMは実験データに基づいた特性予測モジュール,また,MDMは状態図(平衡論)と相変態(速度論)に基づいた組織設計モジュールであり,いずれのモジュールもその基本となるデータベース(DB)の信頼性が重要となる.
 このシステムで得られた合金組成と熱処理条件は,鍛造,鋳造,金属射出成形(MIM),三次元積層造形(AM)などいずれのプロセスにも適用可能である.特に,MIM, AMなどの粉末プロセスになると,不純物元素として合金中に含まれる酸素は無視できず,我々は本プロジェクトにおいて組織を構成する各相の酸素濃度を,軟X線を利用して定量的に分析し,酸素を含んだ多元系の信頼性ある状態図を構築している.この状態図が合金設計の鍵となる.
本展示では,この解析システムの原理を示すとともに実演し,開発したLPTの試作品を示す予定である.

主な出展物2

Additive manufacturingプロセスで作製したTiAl合金製模擬タービン翼

我々のグループは、部材の内部/外部形状だけではなく、力学特性(強度など)をも制御可能な先進Additive manufacturing (AM) 技術の研究・開発を行っています。同技術によって作製されたNi基超合金、Ti合金製複雑形状造形体や従来材より優れた力学特性を有するTiAl合金製模擬タービン翼等を展示します。


出展企業一覧へ戻る