住所 | 東京都江東区三好3-10-3 |
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電話番号 | 0368111355 |
URL | https://synspective.com/jp/ |
mkt@synspective.com |
Synspectiveの小型SAR衛星 "StriX" は、政府が主導する革新的研究開発推進プログラム「ImPACT」の成果を応用した独自の衛星です。従来の大型SAR衛星と同等に近い性能をもったまま、小型・軽量による低価格化をはかることで多数基生産が可能です。
昼夜・天候の影響を受けず地上を観測できるSAR衛星の特長を活かし、安全かつレジリエントなインフラ構築や効率的な資源利用、自然災害や安全保障領域における情報インフラの構築など、地球規模の課題を解決していきます。
SAR衛星はマイクロ波を使って地表を観測します。地球上の多くは、雲で覆われている領域だったり、太陽光が当たらない夜間だったりします。マイクロ波は雲を透過でき、また自ら発した電波の反射を観測するため、日中・夜間・悪天候によらず安全保障や災害対応などに活用できます。
“StriX” 衛星にはStripmap(ストリップマップ)モードとSliding Spotlight(スライディングスポットライト)モードの2種類の撮像モードがあります。
1) ストリップマップモード
このモードでは、アンテナビームの中心は、ほぼ一定のオフナデイア角を保持して、衛星と連動し移動します。アンテナビームによって、地表面は電磁パルスで連続的に照らされ、衛星軌道方向に連続して撮像されます。撮像幅および撮像域(シーン)の長い画像を、スラントレンジ分解能1.8m X スラントアジマス分解能2.6mで撮像します。
2) スライディングスポットライト
SAR画像のアジマス分解能は、電磁パルスの照射時間とドップラー帯域幅に比例します。このモードでは、アンテナビームをストリップマップモードより遅く走査することで、電磁パルスをより長い時間、地表の特定箇所に照射します。そのため、スラントレンジ分解能0.5m X スラントアジマス分解能0.9mで撮像でき、より高分解能なデータが取得できます。
「Land Displacement Monitoring」は、衛星データを用いて広域の地盤変動を解析し、その結果を提供するソリューションサービスです。当社独自のInSAR*解析技術により、広域な地表面の変動量をmm単位で検出し時系列で表示します。
*InSAR – Interferometric SAR(干渉SAR)の略。高精度で土地の変位を検出するSARデータ特有の処理技術の一つ。