住所 | 埼玉県入間郡三芳町上富2048-1 |
---|---|
電話番号 | 0492743030 |
URL | https://uchida-k.co.jp/ |
uchida_info@uchida-k.co.jp |
現在弊社ではCFRPで成形された製品や成形型のリサイクル化をする為の取り組みを進めています。
弊社は今年、大手メーカーからテスト用として支給いただいたペレット化されたリサイクル材を3Dプリンタで造形し、オートグレーブ用のCFRP成形型として高精度な成形型を製作することに成功しました。
このようなリサイクル材を使用して成型されたCFRP成形型で製造したCFRP製品をお客様へ納品した後、一定期間の成形型の保管を自社で行い、その後成形型をリサイクル材として再利用します。
今後も大きく成長が想定される航空宇宙関連の製品では、CFRPを使用した部品の採用が多い事から、リサイクル材を使用したCFRP成形型の需要はますます高まることが予想されます。
再生利用が難しいといわれてきたCFRPのリサイクルを徹底して行うことで、弊社は資源の廃棄を最小限にし、サーキュラーエコノミーの実現を目指します。
NASAは2024年有人月面着陸を開始するアルテミス計画を2017年に発表し、同時に商用月運送サービスを導入しています。
このアルテミス計画の中でAstrobotic社が、月面着陸船「ペレグリン」 で月輸送の契約実施事業社としてNASAから選定され、日本のロボット・宇宙開発ベンチャーの株式会社ダイモン社がAstrobotic社と2019年10月にペイロード契約を締結することに成功しました。
弊社はダイモン社の創業者である中島さんと、過去にロボット製作でご一緒したことがあり、「あの時の対応力が忘れられない」と、声をかけていただきました。
「月面探査車は超小型、超軽量でありながら高強度で、そのためには精密な成形加工が必要です。複合材技術が必要です。仲間になってくれませんか?」
宇宙への挑戦、夢をかけたプロジェクト。弊社はCFRP製の筐体。手のひらに乗るほど小さく(15×15×10cm)、498gという超軽量設計でありながら100Gの衝撃にも耐えるパーツを開発初期から供給しています。
YAOKIは民間事業による月面探査を目指すとともに、配管や廃炉、被災地等での点検ロボットとして、また本物の宇宙技術に触れられる教育素材としても事業を展開しています。
弊社も複合素材、設計、技術で共に取り組んでいきたいと考えています。
『カールボンヌ未来』
JEC World 2014に出展したのが『カールボンヌ未来』です。
特に展示場で注目を集めたのが、炭素繊維が行き届いた髪の毛の先端。樹脂が含浸された炭素繊維を編み込むと、折目を付けた部分は繊維の復元力によって時間の経過とともに起き上がりやすくなります。しかし、それがない。賦形性の追求には巧みな技術が必要ですが、弊社の職人技が光った代表作となりました。
今回のSAMPEでも展示を予定しておりますので、ぜひ隅々までご覧ください。
『Bakusole』と『短下肢装具』
JEC World 2016でINNOVATION AWARDを受賞した「C-FREX」は東京オリンピックパラリンピック聖火リレーで披露された後、プロトタイプとして全ての要求機能を満たしたことを最後にUCHIDAとしての開発を終了しました。
「試作開発で培った自分たちの技術で、会社に貢献でき子供たちを笑顔にできる製品はできないか」と考え始まったのが『Bakusole』プロジェクトです。クラウドファンディングではと初日で目標金額を大きく上回る1211%を達成。現在はインターネットにて販売を続けており、毎月多くの方からご注文をいただいております。
『短下肢装具』は3Dプリンタで型をつくり、成形方法も変えてコストを抑えました。
カラーラインアップも揃えているので、お子さんに好きな色を選んでいただくこともできます。
BAKUSOLEとカーボン短下肢装具はC-FREXの技術を応用した派生モデルです。これらの技術を「人の身近で役立つ」商品開発に展開していきたいと考えています