住所 | 三重県松阪市飯南町大字向粥見159番地の3 |
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電話番号 | 0598322200 |
URL | https://www.mitsuchi.co.jp/ |
三ツ知は、高圧/液化水素配管用の高強度継手 として好適な鉄基超合金:SUH660(A286)を用いて、生産性向上および形状設計の自由度を高めるべく、3Dプリンターによるネットシェイプ工法を開発しました。
従来の3Dプリンター品の場合、素材成分およびレーザ照射条件の要因から、造形物に マイクロクラックが発生し、充分な強度特性が得られません。
当社は、クラック原因となる成分を調整かつ、クラック抑制する最適レーザ照射条件による開発工法を発明しました。当開発品の強度・耐水素脆性は、従来のSUH660バー材切削品と同等を達成しています。
(特許出願、公開中。)
樹脂製品の射出成形金型には厳密な温度コントロールが要求されます。すなわち、冷却能力の高い金型インサートが課題でした。
従来の金型インサートは、工具鋼市販材からの切削・穴あけ加工等により、直線的な冷媒流路 を内蔵した部材が用いられますが、冷却効果に難が有ります。
これに対し三ツ知は、 冷却シミュレーションと流路設計を連動したCAEにより、複雑かつ冷却能力の高いインサート設計を実現しました。
この冷媒流路は、3Dプリントで初めて造形可能 です。
さらに当社はプレートの耐食性・高強度を達成する3D造形専用の新素材粉末を組み合わせ、提供いたします。(特許出願済。)
三ツ知は、電磁パルス圧接による異材接合法 を用いた「耐水素脆性ボルト」を開発いたしました。
本開発製品は、引張力の集中する首下Rから遊びねじへ、ボルト素地よりイオン化傾向の大きい異種金属で被覆 することで、その表面にアノード反応(酸化)を優先的に生じさせ、水素発生・侵入を防止 いたします。
ボルト素地成分の変更は不要。締結相手の材質、構造物寸法・レイアウトも変更不要ですので、耐水素脆性対策として広く簡便に 利用できます。
さらに、ボルトと相手物の接触面も従来通りですので、締付けトルク・軸力に影響を及ぼしません。(特許第7064529号)